リンガムボウルは流通量も非常に少なく珍しいボウルの一つです。リンガムとは通常のシンギングボウルの中心に(リンガ)が埋め込まれたボウルで、リンガと言うとヒンドゥー教の最高神シバの性器と言う事になります。真ん中のおへそのようなところがリンガと言う事になります。　シンギングボウルは元々チベットでできた物ですが、中国によるチベット侵攻以降それらの技術はネパールへ、またネパールからインドへと伝わり広められました。ネパールは多神教国家で、街中の寺院では仏教の神とヒンドゥー教の神が並んで祀られているのをよく見かけます。ネパールの人たちは、神々に対して寛容でどちらの神にも素直にお祈りを欠かしません。リンガムボウルはそれら仏教とヒンドゥー教の協調の上に出来上がったボウルで生命の源、力の根源などの意味合いが込められていると思われます。作りは通常のシンギングボウルより厚めに作られており、音の響きは濁りが少なく素直な音質です。紋様入りリンガムボウルの裏表にエッチングで梵字や曼荼羅の文様が施されております。エッチングの凹凸も深く美しい仕上げです。ボウル表面にはフルムーンボウルと同様の加工が施されており通常のボウルよりは色艶に深みがあり錆びにくくなっております。 ライティングの加減で写真は妙に明るく映っていますが、実際は以前SOLD OUTしたボウルと同じくもっと落ち着いたシックな色合いです。1.直径　　　　２４．５ｃｍ2.重さ　　　　２０４５ｇ3.音程　　　　F　・　C4.付属品　　　敷物・マレット